VA BENE!

イッツオーケイ! バッベーネ!

別れて3日目に思うこと

4年の日々を一緒に過ごした恋人と3日前にお別れしました。
せっかくのこのわけのわからない心情の変化をつらつら残していこうと思います。

お別れした日は日曜日で、会社はお休みだったわけです。
午後1時。

思い返すと、この日の1週間前に彼からは、別れたいという思いを聞いていて。
その日に会うまで考えていたことはと言えば、
どうすれば続けられる?
別れたあと復縁できる?
片想いでもいいから、別れても気持ちを続ける決心をする?
自分の気持ちをどこに折り合わせればいいのか、躍起になって考えてました。
でもその中で、大事な人を苦しめてる自分に途方もなくなって、しんどい思いを自分がさせてる事実に自分が嫌になって、折り合いをつけるよりも先に別れの言葉が身体中をぐるぐる巻に。
この一週間で彼の気持ちが変わってくれてればいいのになんてずっと思いつつ、その言葉を解きながら伝えるシミュレーションをする数日。
前回話し合いをして結論が出なかったから、会うことになった日曜日。
身支度をしていても、なんのためにキレイになろうとしてるんだろうって思いながら、くるくると髪を巻いている自分があほみたい。
泣きたくなるような気持ちもくるくる巻きつけて、ほら笑えと鬼教官。最後でも、キレイに会いたったんだもんな。仕方ない。
それでも結局付けようと思ったイヤリングはし忘れるし、髪型はあんまりうまく結べなかったり。
そんなもんだと納得しつつ待ち合わせ場所に。
前日に友人の結婚式に行ってた彼は、「やっぱり式っていいな」なんて話してて。
なんの意味もない言葉にしては、なかなかの刺さり具合。わたしと、どう?なんて、口がさければいいのに。
多分今世紀最大の中途半端になってる笑い顔で「そうだね」でした。
ここでは泣かなかった自分を褒めてあげたい。アカデミーも真っ青。

天気にも恵まれて少し歩いて、ベンチに座って。座る距離感はどこまで許されるの?って思いながら、彼のつむじを見つつ頭で考えて座る動作。
5時には帰らなきゃという彼のスケジュールで(この時点でもう、切れてることは察してるけど。)、早く話さないと。
気持ちは変わってるのかなって、一縷の望みで言えた言葉は「どう?」。
大分遠回しに聞いてみたけど答えは「逆にどう?」
…もう、駄目だな。確定申告を宣言された。
ここからはもう、1週間考えてたことを伝えるだけだ。
拙くて、ぎこちなくて、一体なにが伝わってたのかわからないけど、「別れよう」だけはしっかり伝えられてた。
彼も同意して、話は彼の精神的な部分の話に。
恋愛を抜いた、下方に向いてる心向きの彼と、若干上向きに調整できるようになった自分の思いを話して、そんな中でも、会うのは彼が前向きになった時に、そのときに私と話したいって思ってくれたら会いたいって伝えてみたり。その時の自分がどうなってるかも分からないけど。
折り合いつけられなかったブレブレの精神は行きたい方にいきがちなのです。
彼は彼で「お互い落ち込んだときとか連絡とりませんか」との甘い誘惑。苦笑いで流したけど、多分彼はしない。別れ話になる3ヶ月前の、その3ヶ月間、距離を置こうと言われた期間中一切の連絡を断っていて、そこから彼は「もう情しかない」ってなるくらいなのだ。なくなっちゃうのだ。だから彼は雰囲気に飲まれてそう言ってくれてるけど。
つらいときに支えとして役に立たないから、要らなくなっちゃったのもきっとあるんだろうなあ。

元気で、の声に、あなたも、で返して、さよなら。

これでもう、なんにも作れなくなったんだって、思ったら、やっぱり泣けてきた帰り道。

次の日は思わず会社休んじゃったり。
体調は悪かったんだけど、それ以上に四六時中ふとした瞬間に涙が溢れてくることが調整できなかった日。
積み重ねたものなんてあっけないもので、なんににもならないんだなあ。



3日前のことなのに、もう大分昔の事みたい。
でも振り返ってみて気持ちに色が消えてないんだなあと自覚です。
まだまだ、透明に、透明にしていく作業。